第2章 医療・保健

<<赴任前の準備>>

バングラデシュは気候が高温多湿で、衛生状態が悪く、不健康地とされている。近年、近代的な設備の整った病院が増えているが、依然安心してかかることのできる医療機関が少ない為、自分の健康は自分で守る自覚と、万一の怪我、病気の際にしっかり対処できる準備を整えておく事が必要。

  • 赴任前の健康診断

海外に6ヶ月以上職員を派遣する場合、健康診断をする事が労働安全衛生規則45

条の1で定められているので、赴任前には必ず健康診断を受けること。

  • 赴任前治療

歯の治療などはなるべく済ませておく。眼科、耳鼻咽喉科の治療や、眼鏡、補聴器等の調整も済ませておく。

健康診断のデ-タ(特に持病がある場合)

主治医による診断名、検査所見、投薬名などを明記した紹介状を英語で書いてもらう。 レントゲン・超音波・心電図等の検査結果のコピ-もあると良い。

 

  • 持参した方がよい薬

ダッカには多数の薬局があり、入手できる物もある。しかし、品質管理に不安があり使用できない場合も多いので、日本から持参する方が良い。湿度が高いので、一回分毎にアルミパックされた錠剤、カプセル剤が適当。

   ・総合感冒薬、咳止め

   ・解熱剤(アスピリン、イブプロフェン、小児用にはアセトアミノフェンの座薬も良い)

   ・腹痛止め・下痢止め(正露丸、ブスコパン、フェロベリン等)

   ・抗生物質(ぺニシリン系、タリビット、カナマイシン、ケフラ-ル等、小児用にはドラ   

    イシロップが良い)

   ・点眼薬(一般市販の消炎用点眼薬、抗生物質入りのもの)

   ・虫刺され用の軟膏・クリ-ム・虫除けスプレ-

   ・肩こり・筋肉痛用湿布薬

   ・外傷用消毒薬(マキロン、イソジン、オキシフル)

   ・体温計

   ・バンドエイド、滅菌ガ-ゼ、脱脂綿、絆創膏、伸縮性包帯またはネット

   ・ポカリスエット(下痢時の水分補給)

   ・各種ビタミン剤

   ・綿棒(なるべく殺菌されたもの)

   ・うがい薬(イソジン等)

 

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