記載の開閉時間は、季節やラマダン等の行事で変更することがあるので注意が必要。

• National Assembly Building（国会議事堂）

ダッカで最も有名な観光名所のひとつ。世界的に有名なアメリカ人建築家ルイス・　カーンの代表作。1963年の東パキスタン時代に建築に取りかかり、独立運動・独立戦争などを経て1983年に完成した。コンクリートの円柱と長方形の建物の組み合わせが、典型的なカーンの手法といわれている。

• National Museum （国立博物館）

 1913年に建立。バングラデシュの歴史を振り返るのには絶好の場所。ヒンドゥー　教徒、仏教徒、ムガール朝の変遷などがよく分かる。特に民芸品・手工芸品の数々が有名。象牙で作られているカーペット､ノクシカタの刺繍、幻のダッカ・モスリン、ブラックストーン、船の模型、Zainul Abedinの大作（1943年、ベンガル地方一帯を襲った大飢饉の模様をえがいた作品）などがある。独立戦争資料コーナーもあり。

土曜～水曜　 9:15～16:00

金曜　 　　　　16:00～20:00　（木曜は休館）

• Lalbag Fort（ラルバーグ城）

300年以上前、ムハンマド・アザブ王子（ムガール帝国アウランゼーブ皇帝の第3王子）が建設に着手したが、ダッカを離れることになり、ナワブ・シャイスタ・カーンが引き継ぐ。途中、娘が若くして亡くなり、これは不吉な事が起こる前兆と思ったカーンは工事を中断し、完成されることはなかった。一際目立つのが、小さな3連ドームが象徴的なモスク、ビビ・バリの壮大な墓廟、謁見の間（現在は博物館）である。以前はブリガン川が城のそばまで流れていた。

土～水曜　 10:00～18:00　　木曜15:00～18:00

金曜　 10:00～13:30　15:30～17:00　（日曜・祝日は休館）

※４月～10月は、開館・閉館時間がともに1時間繰り下がる。　

• Star Mosque　（スター・モスジット）

18世紀初頭に､ジョミンダール（‘ラジャ’、‘マハラジャ’とよばれた在地領主）のMirza Ghalam Pir によって建てられたモスク。1926年、地元の名商Ali Jan Bepary により、日・中・英のタイルを使用して、モザイクの修築工事が行われた。バングラデシュで最も美しいモスクと言われている。タイルをよく見ると、富士山の絵が描かれているものがある。

• Ahsan Manzil　（アシャン・モンディール　通称ピンクパレス）

1872年、フランスの工場跡に建てられたジョミンダールNawab Abdul Ghani（※）の屋敷。ピンク色の建物が象徴的。23の部屋には、各部屋の当時（1902年）の写真が飾られており、Nawab太守の頃の繁栄を物語っている。

土曜～水曜　 9:00～16:00

金曜　　　　　16:00～19:00　　（木曜は休館）

※Nawab Abdul Ghani

19世紀後半、生活様式（電気・公衆衛生・学校・公園・河川の修復・銀行等）を東ベンガルに普及させた先駆者。彼はイスラム教徒であったが、イスラム教徒・ヒンドゥー教徒の双方から慕われており、ダッカの発展に多大な貢献をした。彼の突然の死により、ナワブ一族はイスラム教の法律により財産を分割されてしまい、没落の途を辿る事になる。孫のSalimullahは教育の発展に力を注ぎ、ダッカ・メディカル・カレッジの創始者として名高い。

• Dhakeswari Temple　（ダケシュリ寺院、Lalbagh Fortから約1キロ北東）

11世紀に建てられたダッカ最古のヒンドゥー教寺院。”ダッカ”と言う名前は、この寺から考案されたとも言われている。毎年、秋に5日間行われる“ドゥルガ・プジャ”の祭り時には、たくさんの信者で賑わう。

• Sadarghat Boat Terminal （ショドルガット　船着場）

ブリガン川最大の船着場。数多くの船が行き交う。

• New Market（ニューマーケット）

1950年、ダッカ市の近代化をスローガンに掲げたアミン政権が設立。円形状に468　　の店が並ぶ。衣類・生地・書籍・宝石・生活雑貨等、すべて揃っている青空市場。

洪水の被害を受けやすいが、オーストラリアのある建築家が「New Marketの店の並び方はアジアで最も美しい構造である」と絶賛した、ユニークなマーケット。

• National Monument （独立記念塔）

ダッカ郊外、サバールにある。高さ50Mにも及ぶこの塔は、独立戦争で亡くなった多くの戦没者を祀るために建立された。（設計者はマイタール・ハッサン）

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