第7章 旅行(海外・国内)

<<ダッカ近郊ガイド>>

 

  •   Sonargaon Village(ショナルガオン村)

ダッカ市の東南約25kmにある古都。ショナルガオンは「黄金の郷」の意。ベンガルにモスリム政権が樹立(1281年)されて以来、300年にわたり政治、経済、文化の中心地として繁栄し、中国、ジャワ、スマトラ等とも交渉を持つ国際都市であった。14世紀中頃から中央の支配を離れ独自の発展をとげたが、16世紀末、再びムガ-ル帝国の支配下に入る。太守イスラム・カ-ンのダッカ遷都(1608年)以降、衰退の一途をたどり今日に至る。現在はパナム・タウンの南にある旧ザミンダ-ル邸が民芸博物館になっており、周囲は公園として整備されている。

 

  • Jamuna Bridge(ジョムナ橋)

ダッカから車で3時間強。全長4.8kmの有料橋は、日本が200億円強の資金協力を行い、98年6月に完成。

 

  • Comilla(コミラ)

ダッカから車で3時間強。114km南東。ダッカとチッタゴンの間に位置する。8~12世紀以降に造られたモエナモティ仏教遺跡群がある。第二次世界大戦中は日本軍のインパール作戦に備え、連合軍の前線基地として利用された。戦没者の墓地にはビルマ戦線で戦った約20名の日本人兵士も含まれている。戦後は、農村開発の研究所(BARD:Bangladesh Academy Rural Development)が設立された。   

 

  • The Paharpur Buddhist Monastery(バハルプール仏教僧院跡)※世界遺産

コミラからさらに8km西にあるインド亜大陸最大規模の仏教僧院跡。チャンドラ朝の王ゴビンダ・チャンドラの母親の名前を継承したと言われる。レンガ造りの建物の中に点在する50以上の穴の跡は、8~12世紀ベンガル地方で仏教が隆盛期にあったことを物語っている。

 

  • The Shait Gambud Mosque(シャイト・ゴンブズ・モジット)※世界遺産

バゲルハットにあるモスクの一つ。1459年に建立。Shait Gambud は“60のドームのお寺”という意味だが、実際は77の屋根がある。建物の中の神聖な場所はアーチ状に並んだ60の細長い石の柱で支えられている。高度な都市計画技術があったことをうかがわせ、当時の治水設備は、ため池や水路として利用されている。

  

  • Sundrabans(シュンドルボン)※世界遺産

 “美しい森”を意味する。インド西ベンガル州とバングラデシュにまたがる総面積100万haの世界最大のマングローブ森林地帯。ワニ・シカ・イノシシ・260種以上の野鳥・ロイヤルベンガルタイガーの棲息地として有名。12月~1月が最適。

 

‘ハチミツ’と‘トラ’

シュンドルボンはハチミツの生産地として有名。4月・5月が採集期で、ボートで漂泊しながら行うが、毎年5-10人の採集者がベンガルタイガーに襲われ命を落とすといわれている。トラはいつも背後から襲いかかってくるため、防御できないらしい。森林局が鉄の兜のようなマスクを開発したが、採集者たちは生身で仕事を続けている。大半は製薬工場に買い取られ、一部マーケットで売られているものもあるが、100%純粋のハチミツでない事が多い。

※コットンにハチミツをしみこませ、火をつけ、すぐに燃えたら純粋のハチミツ。すぐに燃えなければ、偽もの。

  

  • Dhamrai(ダムライ)

サバールの独立記念塔より西5km。真鍮職人の村。町で見かける真鍮の置物や小物は、この村の職人達の手によって作られている。

 

  • Sylet(シレット)

紅茶の生産地として有名。植民地時代、インドから労働者を送りこんだため、ヒンドゥー教徒が多い。降雨量も多く、珍しい野生の動物や鳥などが棲息している。

 

  • Srimongal(シュリモンゴル)

シレットより75km南。Lawacherra Forest は「80日間世界一周」のロケ地になったことで有名。Finley Tea Estate の近くにMonipuri Villageがある。250年ほど前、インドのマニプール州から移住してきたモニプリ族は、独特の文化・食生活を持ち、織物の技術に長けている。

 

  • Rajshahi(ラッシャヒ)

バングラデシュ四大都市の一つ。シルクやマンゴーで有名。6~7月はマンゴー狩りができる。洪水防止のための小高い川堤から川越しに眺める夕日が非常に美しい。ボレンドロ博物館やマンゴー研究所などがある。       

   

  • Cox’s Bazar(コックスバザール)

チッタゴンより150km南。世界一長い海岸線が有名。ミャンマーとの国境に位置し、歴史的にも度々ビルマ領になっているため、ミャンマーの雰囲気が強く漂っている。

 

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