講演会 「バングラデシュ測量局(SOB)へようこそ!
〜地図空間情報整備がデジタルバングラデシュ
を構築する〜」
講師 田中大和さん JICA専門家(地図行政)
日時 5月4日(土)14時から
場所 日本人学校講堂
去る5月4日、JICA専門家(地図行政)の田中大和さんをお迎えし、講演会「バングラデシュ測量局(SOB)へようこそ!」が行われました。当日は日本人会員29名(男性15名、女性14名)、非会員1名、合計30名の方にご参加いただきました。
講演では地図のしくみや作り方をわかりやすく教えていただいたり、バングラデシュ測量局の内部の貴重な写真や歴史をうかがったり、JICAの技術協力などを詳しくご説明いただきました。田中さんの巧みな話術で、終始笑顔あふれる楽しい講演会でした。
また講演会の前後では、測量局で実際に使われている空中写真を立体的に表示することができるステレオディスプレイと3Dマウスの展示も行われ、参加者の方々にダッカ南部のデジタル空中写真の迫力ある3D画像を体験していただきました。
最後に今年度、社会活動での講演会の講師の先生に差し上げている記念品と一緒に写真を撮っていただきました。記念品はリキシャのデザインをブロックプリントにしたオリジナルバックです。
参加された方の感想を一部ご紹介します。
「とても分かりやすいお話でした。地図は簡単に買える便利なものですが、作るには時間と手間がかかっているという事が分かりました。」
「かたい内容なのでどうかな、と思いましたが、素人にもわかりやすい説明とふんだんな写真の使用、そして魅力的な人柄あふれる楽しいトークで、大変楽しくお話をうかがうことができました。」
社会活動 進藤利恵
映画上映会“ダッカ金曜ロードショー”
『スウィングガールズ』〜SWING GIRLSジャズやるべ♪〜
『南極料理人』〜おいしいごはん、できました。究極の単身赴任〜
日時:3月1日(金)12:30〜 14:30〜
場所:日本人学校講堂
去る3月1日、日本映画上映会“ダッカ金曜ロードショー”を開催しました。当日は、日本人会員31名(男性13名、女性18名)の方にご参加いただきました。
『スウィングガールズ』は、東北の落ちこぼれ女子高生13人が演奏の楽しさに目覚め、失敗したり四苦八苦しながらビッグジャズバンドにのめり込んでいくストーリー。ラストの彼女達の堂々とした見事な演奏は感動的でした。
『南極料理人』は、南極観測隊員で料理担当の主人公が、限られた食材と特殊な環境の中、隊員達に飽きさせないメニューを作るために奮闘するストーリー。大きなエビフライや美味しそうなおにぎり、苦労して麺から作り上げるラーメンの映像に場内では感嘆の声が上がっていました。また単調な生活の中での遊び心溢れるイタズラのシーンでは子供から大人までの大きな笑い声でいっぱいになりました。
二本とも大変好評で、定期的にロードショーをして欲しいとの声もありました。大きなスクリーンで迫力ある映像を見て、大笑いしたり、しんみりしたり、たくさんの方々と楽しい時間を共有しました。
社会活動 進藤利恵
講演会「バングラデシュの飲料水砒素汚染について」
〜慢性砒素中毒症の対策とこれから〜
講師:石山民子さん アジア砒素ネットワーク 理事
日時:2月16日(土)14時から
場所:日本人学校講堂
去る2月16日、アジア砒素ネットワークの石山民子さんをお迎えし、講演会「バングラデシュの飲料水砒素汚染について」が、行われました。当日は、日本人会員30名(男性14名、女性16名)、非会員5名、合計35名の方にご参加いただきました。
講演では、石山さんとバングラデシュとの出会いから始まり、なぜ砒素汚染がおきたのか、アジア砒素ネットワークの対策、国際的な共通課題につながる砒素汚染、そして日本人の私たちができることについてわかりやすくお話していただきました。
今まで知ることのなかった砒素についての理解を深めることができ、またアジア砒素ネットワークの地域に沿った継続的で丁寧な活動の様子も知ることができました。
講演の後の質疑応答では様々な活発な質問が出ました。また会場にいらしたアジア砒素ネットワーク代表の横田さん、そして宮崎県土呂久から砒素鉱毒の経験をバングラに伝えに来られた佐藤さんからもお言葉をいただきました。
参加された方の感想を一部ご紹介します。
「今までの『ヒ素』に関する疑問とヒ素ネットワークがどのように活動展開しているのかがとてもわかりやすかったです。今後の活動に期待できる内容でした。」
「バングラでシュの疾病・健康問題を大きな視点から理解出来ました。」
「汚染されているのに飲んでしまうという心理が理解しがたいと思っていましたが、放射性物質との類似性があるという話を聞いて納得できました。」
「アジア砒素ネットワークの活動(三つのセーフティネット)が、国際的に認められたことを知り、NGOの地道な活動の大切さを知りました。」
社会活動 進藤利恵
オイスカ農場見学&収穫体験
日時:1月26日(土)11時現地集合、14時現地解散
場所:オイスカ農場(サバール)
参加者:101名(大人60名、子供41名)
ダッカで貴重な新鮮な玉子・鶏肉、そして有機野菜を提供していただいているオイスカマーケット。今回のイベントは、このオイスカ農場の見学&収穫体験を通して農作物への理解を深め、食の安全そして収穫の喜びを実感していただきたい、という想いで企画しました。
当日は天候にも恵まれ、気持ちのよい青空の下、101名ものたくさんの方々にご参加いただきました。現地集合でしたが、緑色のオイスカオリジナルTシャツを着たスタッフの方々の大通りからの誘導により、みなさんスムーズにお越しいただきました。
鶏舎では、たくさんの鶏の動きに最初は驚いていた子供達ですが、しばらくすると無我夢中に玉子を拾い、またその玉子の温かさを感じていました。「あ!今、玉子を産んだよ!」と産まれた瞬間を目にして喜んでいる女の子もいました。
畑では、じゃがいも、大根、キャベツなどの野菜を自分の手で土から掘り起こし、両手いっぱいの収穫物に笑顔が溢れていました。
農場内の研修センターでは、パンやクッキーの試食や販売があり、動き回ってお腹をすかせた子供達が早速「おいしい!おいしい!」と頬張っていました。ミートロールやプレーンケーキ等甘過ぎず、日本人好みの味で大人の方にも大好評でした。
ランチは持参のお弁当またはオイスカ特製絶品カレー(75名の方が事前オーダー)を木陰に大きなシートを敷いて、みんなでいただきました。
今回のイベントは、オイスカの方々の全面的なご協力により、ダッカそして日本に居てもなかなかできない貴重な体験をすることができました。本当にどうもありがとうございました。
最後にご参加いただいた方の感想をご紹介します。
「有機野菜を収穫し、鶏が産んだばかりの玉子を取り、地産地消のできたてカレーをいただき、すごく楽しかったです!また家に持ち帰った野菜で(普段はほとんどしないのですが)自分で料理して美味しくいただきました。」(男性参加者より)
「鶏舎から玉子を取る経験や大根を引き抜く感覚、春菊やレタスの収穫の仕方など、わからなかったことばかり。今まで土の中に眠っていた野菜たちが、その顔をのぞかせてくれる瞬間にドキドキしたり、、、。大人もとっても楽しかったですが、子供達はもっといい経験になったことと思います。」(女性参加者より)
社会活動担当 進藤利恵
講演会「バングラデシュと日本の電力事情」
講師:屋代和重さん JICA電力専門家
日時:11月17日(土)14時から
場所:日本人学校講堂
11月17日、JICAの技術協力専門家 屋代和重さんをお迎えし、
講演会「バングラデシュと日本の電力事情」が行われました。
当日は、日本人会員34名(男性18名、女性16名)非会員2名、
合計36名の方にご参加いただきました。
講演では、電力の基礎知識を踏まえつつ、バングラデシュと日本の両者を比較した電力事情・課題について、わかりやすくお話していただきました。私達にとって非常に身近な停電のことから電力の専門的なことまで、貴重な資料を見せていただきながら説明していただきました。また、日本から出張中の東京電力の窪田さんからも、日本の火力発電所のDVDを見せていただきながら、詳しい説明をしていただきました。
講演の後の質疑応答では、様々な活発な質問が飛び交い、参加者の方々の関心の高さを感じました。
参加いただいた方々からの感想を一部ご紹介します。
* バングラデシュの電力事情がよく理解できました。何が課題で、どう解決すればよいのか、
概要を掴むことができました。
* 知りたい題材であったので、非常に参考になりました。
* 他の方からのたくさんの質問を聞き、またそれらの回答を聞き、より理解が深まりました。
社会活動担当 進藤利恵
マイメンシンへ手作り体験!!1泊2日の旅
〜ナチュラル石けん&再生サリーのしおりを作りましょう〜
日程:10月12日(金)
7時半ダッカ発、12時マイメンシン着
12時半石けん作り(計量)
15時石けん作り(かき混ぜ、型入れ、切り出し)
18時川遊び
10月13日(土)
9時再生サリーのしおり作り
11時オープンカフェでお茶
15時マイメンシン発、19時ダッカ着
参加者:日本人会員18名(男性会員7名、女性会員11名)
参加費:大人10,000タカ、子供5,000タカ
日本人会とシャプラニールの共催で、石けん工房の女性達と交流しながら石けん作りと再生サリーのしおり作りを体験しました。そして、工房近くのヒマラヤを源流とする川遊びやオープンカフェでの時間も子供から大人まで楽しく過ごしました。
宿泊先のゲストハウスは私達の想像を超える居心地の良さでゆっくり寛ぐことができ、ツアー仲間同士で懐かしい修学旅行気分を味わいました。
ダッカの喧噪そして日常を離れ、モノ作りに熱中したり、
夜の川辺ではたくさんの蛍の光を目の当たりにしたり、
様々な心に残るシーンの出会いがありました。
石けんつくりの模様はこちら ↓
参加者の方々の感想も少しご紹介します。
「今回の旅行により、工房で石けん作りを体験し生産者の方々と接することができ、楽しかったです。しおり作りも予想外に楽しく、嫌いだったトルカリも美味しくいただくことができ、感謝です。」(女性参加者より)
「ベンガル人女性とのしおり作りが楽しかった。英語もベンガル語もわからなかったけど、身振り手振りで次第に伝えることができて、うれしかった。ベンガル語を覚えたいと思った。」(小学生の参加者より)
社会活動担当 進藤利恵
ドキュメンタリー映画上映会「”The Japanese Wife”~花嫁たちの日本~」
日時:9月15日(土)14時から(映画は67分)
場所:日本人学校講堂
今年度第一回目となりますイベントが去る9月15日(土)に行われました。
当日は日本人会員38名(男性19名、女性19名)、非日本人会員2名、合計40名の方にご参加いただきました。
この映画は昨年度実施された映画上映「ガーメント・ガールズ~バングラデシュの衣料工場で働く女工たち~」のタンヴィール・モカンメル監督の最新作です。
今年の5月に完成(英語字幕)され、また8月には市販はされませんが日本語字幕も完成しました。
内容は、1912年、ダッカで日本人男性と結婚したベンガル人女性(ホリプロバ・タケダ女史)が4か月間日本を訪問した際の訪問記をモチーフにしたドキュメンタリーです。また現在、日本人とバングラデシュ人で国際結婚された方々のインタヴューを通して、日本とバングラデシュのつながりや相違点についても描かれています。
100年前からの日本とバングラデシュの強いつながり、そして国際結婚をされた方々の両国の文化の狭間で生きる楽しみや戸惑い、今現在日本から縁あってバングラデシュで生活している私達も共感できるところが多々あり、非常に興味深い作品でした。
アンケートでいただいた映画の感想を少しご紹介します。
・100年前のこととは思えないバングラデシュ女性の力強い生き方に共感しました。
・ホリプロバさんと日本からバングラデシュや海外に嫁がれた日本女性の強さとたくましさが重ね
あって見えた気がする。
・ホリプロバさんと日本からバングラに来たりつこさんの胆の据わり方が同じ国際結婚をしたものとして
見習わなければと思いました。とてもいい映画でした。
当日、たくさんの方々にアンケートの提出をいただきました。
この1年間の活動の参考にさせていただきたいと思います。
ご参加、ご協力、どうもありがとうございました。
社会活動担当 進藤利恵